本棚の価値を考える

スッキリ片づけて
おしゃれで居心地の良い暮らし
快適空間プロデューサー
百武美和です。

本好きの彼と、そうでもない彼女の本棚問題!

本の背表紙をながめて幸せを感じる男と
本に思い入れが少なくスッキリ暮らしたい女が
1DKで暮らすことになった時

本棚の位置、本棚の形状をどうするか?



あるカップルに新居のコーディネートでの問題で
相談を受けました。

 

本の背表紙の情報は
ポジティブかネガティブか

 

本の背表紙は、色、デザイン、文字等、まちまち
大きささえ不揃いな本もあり
背表紙が大量に並ぶとインテリアとしては
落ち着きません。
天井まである大きな本棚は圧迫感もあります

彼女は、腰高の棚か、扉付きの棚に本を入れたい
   VS
彼は、背表紙が見える天井まである今の本棚を持ち込みたい

とのことでした。

 

一緒に暮らすなら折り合うこと

2人はしっかり話し合い
彼は、持っていた3つの大きな本棚のうち、2つを手放し
一つの本棚を、リビングではなく
寝室で、危険がない向きに置くことにしました。
本も、かなり手放したそうです。

リビングには、扉なしの腰高収納を新しく買って
残りの本を入れることにしました。

お互い譲るところ、譲れないところ
あって当たり前
暮らし方も、折り合いつけていく必要があります。

 

タイムリーなコラムを2人に紹介

ちょうど本棚問題に若い2人が悩んでいる時
日経新聞の夕刊コラム(2018.11.29)に
作家 江波戸哲夫氏の「背表紙に声かけられて」
が載っていました。

江波戸氏は、大量の本を捨て整理しました。

そして背表紙が見えるように置くことで
本の記憶を呼び覚まされ
『それは今の私の関心と絡み合い思考と感受性の幅を広げてくれる、つまり私の身体能力=脳や神経=を拡張強化するのだ。
背表紙を閉ざした日々は片目をつぶって暮らしているようなものかもしれない。』
本の背表紙には
独特の喚起力がある!
と書いています。

大切な本、好きな本の背表紙を眺める価値はある。

けれど、その実現には
本の整理が欠かせない
ただ、取ってあるのではダメなのです。

 

海外のインテリア術の賛否?!

海外のインテリア術として
オープンな本棚に背表紙を奥に
反対側の小口を表にしてスッキリ暮らす技を
紹介しているものがあります。

斬新?!

でもいったいどうやって
読みたい本をみつけたらいいのでしょう。

本の存在価値を問いたいです
整えた外観より
モノは、使われることが優先だと思うのです。

 

相談を受けた二人には

圧迫感を最小に、危険を避けて
本を活かすように
家具をレイアウトすることを提案しました。

 

本質を見失わずに
幸せで快適な空間を
造りあげてほしいです。

 

 

 

 

 

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まだ整理途中の本棚です