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9:00-18:00 (Mon)-(Fri)

お茶室 モノがない豊かさを再認識する

スッキリ片づけて
おしゃれで居心地の良い暮らし
快適空間プロデューサー
百武美和です。

MOA美術館の茶室に想う

 

紅葉の熱海の「MOA美術館」
昨年のリニューアル後、初めて訪れました

最初に茶室見学ツアーで
尾形光琳の晩年の屋敷を復元した
「光琳屋敷」の趣ある佇まいに触れました

絵巻物の世界を訪ねたような光景
ジグザグの濡れ縁にのむこうにカキツバタの花があるかのような庭

屋敷には
茶室が二つ
ベンガラの赤い土壁の大きな茶室と
光琳と親しい者だけが招かれる小さな茶室

あるべきもの以外ない空間の
緊張感の中でこそ、
ひとつひとつのモノが際立つことを感じました。

また普段は非公開の樵亭の茶室は
不似合いにも思える無骨なキコリの襖絵に驚きましたが
素朴な味わいが清々しい庵でした

常設展示の本館にある
「黄金の茶室」
秀吉の成金趣味ではありますが
それはそれで
美しく輝いていました

金のおどろきは
無駄なモノがない造形の美しさで際立っていると
思われました。

日本の美しさ、和の静寂をつくるモノ

畳と障子の和室を思い浮かべる時
床にモノがないことが
ごく自然ではないでしょうか。

私たちの暮らしは
畳のない生活が多くなって合理的かもしれません
でも
和の安らぎを
思い出してみると

モノを厳選して持つ
モノを持つ量の節度
モノをキチンとしまうとか

かつての日本の暮らしが思い出されます
持たない豊かさもある
少なくとも
必要なモノだけもつことの潔さを感じました

晩秋の一白庵でお抹茶ともみじの羊羹をいただきました

 

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